どうもモチキです。
今日は昔話を。
みなさんは中学生の時、自分が暮らしていた地域だけにしかない記念行事などありましたか?
僕が通っていた中学校では中学2年生になると必ず行われる「少年式」という行事がありました。
昔の記憶を辿りながら書いているので事細かにご紹介することは難しいのですが、
・14歳になりましたね
・自分の行動には責任を持ちましょう
・将来の夢や希望を代表の子が発表するので聞きましょう
・最後はいつもの校歌斉唱ですよ
的な式典でした。
まぁこの式典自体はそこまで特別というか、誰が聞いても「そういうのあるよね」って感想を抱くかと思うのですが、この少年式にはもう一つの記念行事がありました。
その名も『チャレンジウォーク』
・一般的なマラソン大会と同じ42.195㎞を歩く
ただそれだけ。
今思い返すと、「毎年やってる行事だから」という理由だけで歩いていた記憶しかありません。
「何かこの行事には大きな目的があってやっていたのか?」と言われると…どうなんでしょう。実際、42.195㎞歩き切って終わり、だけだった気がします。
しかも学校がゴール地点なのですが、そこから42.195㎞(正確には約40㎞ってところでしょうが)離れたところまでバスで行き、スタート地点に到着したらみんなで一斉に歩き出す!って流れでした。
「スタート地点までバスで行くんかい!」
「学校からの往復で良いやんけ!」
と子供ながらに突っ込みたくなった事だけは今でも覚えています。
このチャレンジウォーク、1個だけルールがありました。
それは4人1班となって班単位でゴールを目指す、というものです。
クラスメイトとの親睦を深めるためだったのか?と思いましたが、
ランダムに組まされた4人組(男子2:女子2)で歩いていたのでそれほど会話が弾むこともなく...気が付けば他の仲が良い子たちがいる班と一緒になってベラベラ喋りながら歩いていたような。
そしてやんちゃなグループ達は我先にと1番を目指して、ほぼ走りに近い状態で進んでいくもんだから、一緒の班の女の子は大変そうに追いかけてたシーンもあった気がします。
そんなチャレンジウォーク、僕にはどんな思い出があったのか?
ただただ、「何やねん!」って思われるだけのくだらないお話なのですが、少年式の話を書こうと思った時からいろいろ思い出してきたので、この何とも言えない気持ちを共有させてください。
中学2年、まだ14歳ですけどいっちょまえに彼女がいたんですね。
2年生になった直後ぐらいに僕から告白して付き合いました。
もうなんかお互い好きでしょう、みたいな感じだったので猛烈アタックして勝ち取った、的な面白いエピソードがある訳ではないんですが。確か1年半ぐらい続きましたね。
もちろんその子もチャレンジウォークには参加していました。
ただ班は違ったのでスタートから一緒に歩くことは叶わず。
今の僕視点から言うと、何時間も歩くこの機会に好きな子と一緒に歩きたいと思うのは至極当然といいますか、普通のことだと思うんですよ。
ただ、中学生の頃の僕はとてつもなく恥ずかしがり屋でした。
彼女と話しているところをからかわれるのが凄く嫌で、普段の学校ですら目を合わせる程度でなかなか話せないレベルでした。
じゃあどこで話をしていたのかというと、週に2回、塾に通っていたんですが偶然にも彼女が同じ塾に通っていました。
その帰り道(一緒の道はほんの200m程度)だけが、僕が唯一周りを気にせずに話せる時間でした。
※当時はまだ携帯もそこまで普及していなかったのでみんな当たり前にもっていてメールもできる、って感じではありませんでした。
そんなレベルのシャイボーイだったので、このチャレンジウォークで声をかけて一緒に歩くというのはとてつもなくハードルが高かったんですね。
だからスタート直後、当時の僕は「話さなくても良いか」ぐらいに思っていました。
ですが歩いているとふいにチャンスは訪れるもので、自分の前方に彼女がいる班が見えてきたんですね。
ここで取る選択肢は、
「一緒に歩こう」と声をかけて2班で仲良く歩く
がベストだと思うんです。
※まぁ他の班員が先に急ぎたい、とか嫌いな人いる、とかあったら難しいですが。
当時の僕は
自分の班のペースを管理しながら彼女の班に追いつかない
という意味不明な選択をとりました。
何故か?
・追いついたら他の近くにいる班の人たちに見られて恥ずかしい
・追いついたのに声をかけられないとそれはそれで恥ずかしい
・とにかく恥ずかしい
当時の僕の頭の中はこの3つがほぼ占めていたと思います。
なのにですよ、彼女が自分の班の男子と仲良さそうに話しているのを後方から見ているとそれはそれで嫉妬するんですよ。イライラして何か一人だけ不機嫌に歩いているっていう。
面倒くさっ!!!!
こいつ本当に面倒くさい!!何だお前は!!誰だ!!
「よくこんな僕と付き合ってくれてたな、当時の彼女は」と今でも感じます。
そんな僕ですが、ラスト5㎞あたりになって最後の勇気を振り絞りました。
「一緒に歩こう」と声をかけたんですね。
何故声をかける決心をしたのか、どんな話をしたのか、までは思い出せません。
もう既にイベントも終盤、時間も少ししかなかったんですけどめちゃくちゃ緊張して、めちゃくちゃ楽しかったことだけは覚えています。
思春期真っただ中、僕はこの少年式で何を得たのか、そして成長することはできたのか。
ぶっちゃけあまり変化は感じなかったです...。とりあえず歩き切って「疲れた」と感じた1日でした。
最後に彼女以外のところの話をすると、僕は前方に彼女が見えてから、そればっかりに気をとられて自分の班の子たちとワイワイ話しながら歩けなかったなと反省しています。自己中心的で、勝手にイライラしてて相当変な奴だったんじゃないでしょうか…。
あと40㎞近く歩くのって意外と辛いんですよね。次の日は筋肉痛がひどかったし、完歩できなかった人もいましたから。
でも40㎞この足で歩き切ったっていう達成感はありましたね。
何だかんだそれは自分の中で大きな事だったのかもしれません。
そんな感じでした。
この彼女云々の話は、今の僕を知る人には意外、と思われるエピソードかもしれません。
性格も中学生の頃と比べるとガラッと変わった気がします。それが良い方向なのか、は置いといて。
今日はとにかくそんな甘酸っぱい(?)、そしてなんかうざったい昔の自分を思い出し、とにかくどこかに吐き出したかったのでこのブログに書きました。
終わり。
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