2015年7月6日月曜日

「秒速5センチメートル」感想

どうもモチキです。


今回ご紹介する映画はこちら。

「秒速5センチメートル」




あらすじ

小学校の卒業と同時に離ればなれになった、遠野貴樹と篠原明里。そのとき、二人の間には二人だけの特別な想いが存在していた。しかし、無情にも時だけが過ぎてゆく……。そんな日々を重ねたある日、ついに貴樹は明里に会いに行くことを決意。訪れた約束の日、チラホラと舞う雪がスピードを増し、辺りを白く包んで行った……。

※シネマトゥデイより引用



さぁいつかはこの映画の感想でも書きたいなと思っていたのですが、その日がきちゃいましたね。

どんな映画なのか簡単に説明すると、小学生の頃に恋をした少女のことをいつまでも忘れられない男の話です。そしてハッピーエンドではありません。厳しい現実を見せ付けられる内容となっています。

すごく好き嫌いが別れる映画だと思います。過去の人を忘れられないタイプの人が見ればトラウマな映画であり(それでも好きって人は意外と多い気がする)、良い思い出として笑って話せるタイプの人には昔の甘酸っぱい記憶が蘇ってきてくれて、その当時の感情が味わえる映画でもあります。

僕が「秒速5センチメートル」を観たのは高校生の頃だったでしょうか。どっちかっていうと未練たらたらな時期でこの映画を観た時は衝撃を受けましたね。「うわーめっちゃ共感できるわあああああああ」とか「ハッピーエンドになってくれよおおおおおお」とか思いながら観てた気がします。今見ると主人公にイライラしかしませんが。




さてこの映画、3話構成になっています。簡単にご紹介。※ネタバレあり

1話「桜花抄

主人公が小学生~中学生の頃。
全体を通して一番好きな話でしたね。きっと両思いで、お互いそれをなんとなく感じていたにも関わらず口に出して言うことはできなかった2人。そうしているうちに明里の引越しが決まってしまい離ればなれになります。その後中学生になった貴樹は明里に会いに行こうと決心しますが...ここからは観てのお楽しみ。


2話「コスモナウト」

主人公が高校生の頃。
いきなり数年飛んで、しかも貴樹は転校していて鹿児島の高校に通っています。そこで登場するのが香苗という女の子。貴樹に恋をしてるんですね。2話はこの香苗をメインに話は進みますが貴樹はというと...。

3話「秒速5センチメートル」

主人公が大人になって。
ここは意外とあっけなく終わります。山崎まさよしさんの「One more time,One more chance」の挿入歌と共に大人になった貴樹と明里が今まで歩んできた道がフラッシュバックされます。ここがまた切ない。貴樹と明里でまったく違うんですよね、本当に貴樹ときたら...。



本当にざっくりとですが、お話の構成はこんな感じです。

これだけは言っておきたい。このお話はハッピーエンドではありません。どうしてこのラストにしたのか、当時の僕は納得いきませんでしたが、今思えばこのラストだったからこそここまで衝撃をうけたのかもしれません。まぁそれでも、僕はハッピーエンドが観たかったですが。きっと内容は賛否両論あると思いますが、音楽と映像は最高だと思います。風景描写も凄くてそれだけでも楽しめます。


人によって感じ方が全然違うので面白いと思います。周りの友人と一緒に観てみるのも良いかもしれませんね。



監督は新海誠、他の作品では「雲のむこう、約束の場所」、「言の葉の庭」等。

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